終の棲家を考える会『ついすみ』in藤枝

💻2021年度ついすみ自主リモート講座

2021年7月15日

 講話 増田克彦さん

    (青島第8助け合いの会はちすけ事務局)

  青島第8助け合いの会はちすけの活動紹介」

リモート(zoom講習)を経て、第1回目のリモート(zoom)講座がスタートしました。今回は、『青島第8助け合いの会はちすけ』さんの事務局 増田克彦(藤枝市議会議員)さんにご講話をお願い致しました。暮らしの中のちょっとした困りごとをご近所の助け合いでサポートする会です。青島第8自治会に住む全員の方々が対象です。高齢者、障害者、子育て世代へのお手伝いが対象になります。令和元年6月、自治会のサロン代表者から「助け合いの組織が欲しい」との提案があり、自治会関係、サロン代表者、社会福祉協議会が集まり何度かの意見交換をしました。11月~12月にかけ地域の人達対象にアンケート調査を行い、令和2年1月には生活支援プロジェクト委員会を設置し、各種立案・準備を重ね令和2年10月に発足しました。会の構成、利用の流れ、各支援の例等をお話し頂き、「地域の力」のすごさを感じました。社会的処方の意識を強くもって地域が立ち上がるということは、こんな短期間でも会が成立するものなのだと清爽な気持ちにもなりました。


2021年8月19日

 講話 佐野雅基さん(有限会社 佐野石材)

  「おひとりさまのお片付けと終活

老後に備えた片付けや実家の整理、墓じまい等のシニアライフサポート事業を展開している(有)佐野石材 佐野雅基社長に「おひとりさまのお片付けと終活」というお話しをして頂きました。実際に遺品整理をしている現場又は片付けの現場を通して「おすすめの整理方法」を教えて頂きました。分割整理法というもので「物を残す・捨てる基準を予め決めたうえで整理する」。その内容は『いざという時に役立つものは、取り出しやすい処にあるか。』『大切な人に、その存在の位置を教えておく』『いざという時はなんなのか、緊急時の備品は何日分?』『そしてどちらでもない物は、捨てることを考える』といったものです。迷うものについては「とりあえずボックス」を置いて一定期間考えるという基準を設けるそうです。ポイントは一度にやらない事。重い物や高い処の物等は無理をせず、プロに頼む事も考えていくと良いということでした。『デジタル遺品の対応』も急増しているというお話しも印象的でした。個人情報がいっぱいで処分に迷う(遺族)、パスワードが分からない(遺族)という問題もあるそうです。大変参考になった講座だと会員から大好評でした。



2021年9月23日

 講話 和田野みよ子さん(宅地建物取引士・行政書士)

   「相続事例集からのお話し

アイリス不動産の宅地建物取引士・行政書士の和田野みよ子さんの相続に関するお話しです。実際に相談を受けた10数件の事例に基づいた分かりやすいお話しでした。後見人制度の場合と家族信託の場合についてのお話しもしてくださいました。会員からも積極的な質問がありました。


2021年10月21日

 講話 西山美紀子さん(認知症と共に歩む家族の会ほっと会)

   「ほっと会について

認知症と共に歩む会「ほっと会」は、認知症の家族を介護している方、「認知症?」と家族や知人、自分のことで心配している方、認知症の家族を介護し終えた経験者の方、将来、認知症の介護をすることになるかもしれないと思っている方に「ひとりで悩まないで仲間になりませんか?」と呼び掛けています。(ほっと会ホームページより)

ほっと会は公益社団法人 認知症の人と家族の会静岡県支部、藤枝分会の通称です。代表の西山さんは、平成20年からほっと会を立ち上げ、精力的に頑張ってこられた方です。西山さんのお母様のお話しや、試行錯誤しながら会がどのような経緯で出来たのかをお話し頂きました。

静岡県の介護マークです。ほっと会の提案による介護マークです。



2021年11月18日

 講話 杉森美知子さん (調理師・料理愛好家・シニア料理教室主宰)

       「簡単にできるおせち料理3品

簡単にできるおせち料理3品を画像と動画でレシピに沿って紹介しました。「吹き寄せ卵(錦卵)「牛肉(豚肉)のお祝いロール」「華やかなます」の3品です。気軽に身近にある材料で作れるという事もあり、会員に好評でした。杉森さんは、加齢を経ても自立した食生活を送れるようシニア料理教室2010(平成22)年よりはじめました各種団体の依頼で、和食を中心に旬の食材に心がけ、栄養バランスも留意し昔からの「おかず」や「おごちそう」の味を受講者に伝えてきました。来年もまた、嚥下食なども紹介してくださるということでした。


2021年12月4日

 講話 甲斐紗都呼さん(日本絵手紙協会公認講師)

QRコード「来年の干支を描こう/寅

生活の中の一コマや植物、果物など身近にあるもの、自分の想いを絵と言葉で綴る絵手紙は、世代を超えて広く皆に愛されています。「来年は、新年を迎える喜びを絵手紙の年賀状で表現してみましょう」ということで、日本絵手紙協会公認講師の甲斐先生(会員)に、マーブリング技法を使って干支・寅を実演(動画)して頂きました。数色のマーブリング液を水に垂らし、水面に広がったり混じり合った模様を葉書に写し取る技法です。絵葉書に写し取ったマーブル模様が乾いたら、その柄を活かして干支の寅を描いていきます。その横に言葉を添えて出来上がりです。先生のお手本を見ていると、懐かしく中学の時に、美術の時間で和紙に水面に混じり合った墨の模様を写したことを思い出しました。絵手紙は「下手でいい」「飾らない絵と言葉で真心を伝えられるのが絵手紙の魅力」と言われています。自分らしい最期の暮らし方を考える時、絵手紙は俳句や川柳のように自分の生活を気取らず表現できることのひとつかなと思います。戴いた絵手紙年賀状も飾っておいたら、気持ちが「ほっこり」とするだろうなと思います。

 



2022年1月22日

 講話 酒井さん(一級建築士・福祉環境コーディネーター)

   「リフォームよろず話」

一級建築士/福祉環境コーディネーター酒井さんによる「介護に関わるリフォームよろず話」の講座です。高齢者の事故の傾向をお話し戴き、未然に防ぐための心がけや対策を提示して戴きました。介護保険を利用した住宅改修の事例、そしてこれからのリフォームでは、現在の家と生活の見直しを具体的にしていくと良いのではという提案をしてくださいました。講話後、80代の会員からとても参考になったと好評でした。


2022年2月17日

 講話 石田好一さん(東京大学)

    「住民参加のまちづくり」

 超高齢化社会体験ゲーム「コミュニティコーピング」ゲーム体験会を開催・担当された石田好一さん(東京大学大学院学際情報学府藤本研究室 )をお招きして「住民参加のまちづくり」の講話をお聞きしました。ゲーム体験会に参加された方たちの参加前後にとられた社会参加へのアンケート結果の違いのお話や、ゲームを通して社会参加を促し啓発に繋げていくという方法も紹介して頂きました。ゲームということに馴染みの薄い私達世代は、少し戸惑いもありましたがオンラインによるボードゲームでなく対面ならやってみたいという意見もでました。石田先生との意見交換もあり最新の息吹を浴びた有意義な時間でもありました。



2022年3月13日㈰

県民セミナー/WEB参加「泣いて笑って人生会議」

主催 静岡県/一般社団法人静岡県医師会

かかりつけ医の普及・啓発に係る県民セミナーに参加しました。ユーチューブで視聴する形のWEBでの参加です。第Ⅰ部の講演Ⅰは、静岡県医師会理事 小野宏志先生の「かかりつけ医とつくる、こだわりの人生会議」。講演Ⅱは、静岡県文化芸術大学学長 横山俊夫先生「生き方死に方ーこだわりを文字に」でした。かかりつけ医の普及・啓発に係わる県民セミナーで人生会議がキーワードの講演でした。第Ⅱ部は、林家木久蔵さん、林家ひろ木さんの「聞いて笑って人生を笑顔に!健康寄席」の落語で、それぞれの会員が自宅で肩の力を抜いてリラックスして参加できました。

2021年12月18日

 ついすみリモート自主講座〜忘年会~

 「懐かしの昭和を楽しもう」

自主講座の参加者全員が昭和生まれ。各家庭ちょっと贅沢な寿司折りを配達してもらい宴会モードでお喋りし合いました。若い頃の写真を紹介したり、昭和クイズや健康動画を画面共有したりして2時間を楽しみました。参加者は、皆、戦後教育の中で育った人たち。所得倍増、高度経済成長、そしてリーマンショックと社会の曲折浮沈の中で暮らしてきました。両親や親しい友人との別れもありましたが前向きに生きたいねと乾杯し合いました

 

Let’s make a toast!