終の棲家を考える会」は、2019年(令和元年)から活動していますがこの度、2022(令和4年)4月からより地域に広がり、みんなで考えていくことをコンセプトに、ついすみ青島ついすみ大洲の2グループに分かれて活動していくことになりました。2つになりましても、「終の棲家を考える会」の基本的な考え方は同じです。

 皆さん、「人生会議」という題目を耳にしたことがありますか?これは厚生労働省の作成したリーフレットです。「人生の終わりまでどのように過ごしたいですか?自らが望む人生の最終段階の医療、ケアについて話し合ってみませんか」といった内容のものです。もしもの時のために、あなたが望む医療、ケアについて考え繰り返し話し合い、共有する取り組みを「人生会議」「家族会議」そして 「リビング・ウィル」などいろいろ言い方がされています。ついすみ青島では、このような話し合いを基本に活動していますが、さらにこの先、かかりつけ医等の医療従事者の講演も行うべき準備を進めていきます。終わりに、「死」をみつめるだけでなく、今ある「生」の大切さを認識し合い活動していくことを目標に、心の糸(甲斐紗都呼絵手紙詩画集)』~魅力的に生きる人生を~の詩を紹介します。ついすみの「もしバナゲームのワークショップの中でも、最後に詠われている詩でもあります

 

    魅力的に生きる人生を

 

人は歳をとると だんだん      体力・気力も落ち

すべてに生き甲斐を失ってくる

 

物忘れに嘆き    若かりし頃の機敏な動きを懐かしみ 病気に病気に脅え        愚痴が多くなってくる

 

紫陽花の花は  美しく咲いた後でも

凛として          寒空でも咲き続け

それなりの色合いを残して     黙々と咲いている

私も歳を重ねながら           この紫陽花のように

 

魅力的に 残された人生を       楽しく生きたい



終の棲家を考える会『ついすみ』として2019年より2021年まで毎年『発表会』として開催してきた公開講座は、『ついすみ青島』『ついすみ大洲』に広がってそれぞれ地域に入って開催していきます。2022年度はついすみ青島として第1回目の公開講座を青島南地区で開催 しました。コロナ禍の中、定員も60名とコロナ前の半分の定員でしたが、59名の方が参加されました。内12名の民生委員の方々も参加され、地域の関心の高さに感服致しました。講演後、感想アンケートも丁寧に書いて頂き『自分らしい最期の暮らし方』をみなさんが真剣に考え受け止めている姿勢を確信しました。

   2022年度ついすみ青島『第1回公開講座』

      錦野クリニック院長 錦野光浩先生

員~深田雅子さんの事例発表ふまねっと運動と居場所づくりです。「ふまねっと」は、平成1611月北海道教育大学釧路校の北澤准教授(現在教授)と学生4人が発案したことから始まったといいます。その後サポーター養成講習会、インストラクター養成講習会の実施を経て、NPO法人として認証を受けているとのことです。深田さんの地域では、ふまねっと運動を楽しむ会を立ち上げ、活動しています。町内会役員会に働きかけ、会館を無料で借り、町内在住者であれば誰でも利用できる仕組みを作り運を展開しています。ふまねっとの運動を通して健康だけでなく、高齢者や認知症の方等の居場所、地域の交流の場になっている様子を発表されました。立ち上げからの経過を順を追って分り易く話して頂き「参考になった」と好評でした。

2022年11月27日㈰、藤枝市青島南地区交流センター集会室に於いて第1回終の棲家を考える会『ついすみ青島』の公開講座が開催されました。(共催 藤枝市 担当 地域包括ケア推進課)公開講座の内容は、『ついすみ青島』会員の事例発表と錦野クリニック院長錦野光浩先生の講演『地域の人々と生活を共にして実践する医療』です。

〜錦野光浩先生の講演~ 錦野先生は、「ゆりかごからあの世まで」「安心して生き、安心して死んでいける地域づくり」を基軸に地域医療に貢献されてきました。「診断」~「治療」~「予後」と全過程に関わる全人的な地域医療を目指し、有床診療所を開設されています。最期まで暮らし続けられる地域をめざして=訪問診療から学んだこと=のお話しは真摯に患者さんと向き合う先生の人情味溢れる姿勢がうかがわれ、私達の胸に熱く伝わりました。今ある「生」の大切さを認識し合い活動していく私達にとって、とても有意義な希望を繋ぐ講演会だったと思います。コロナ感染拡大の中、当日の参加者59(60名定員)。参加者から、熱意のこもった沢山アンケート頂きました。  



 💻2022年度<前期5回・後期5回>ついすみパソコン講座

2022年度のパソコン講座が5月(5回)、11月~12月にかけ(5回)と前期・後期に開催されました。内容はワードを中心に表作成、文書作成、写真入りチラシそして年賀状を作成しました。講師は市民活動センターのスタッフでもありついすみの会員でもある方が指導してくれました。

   2022年度<前期・後期>ついすみスマホ講座

今年もICT講座としてパソコン講習を前期・後期で全10回、スマホ講習を2回(別に自主講座は数回)行います。2022年7月25日には、スマホの第1回講習が佐野雅基さんにお願いして開催されました。


2021年度4から6月迄、3回に渡ってリモート講習(zoom)ICTに詳しい会員の方に指導して頂き開催しました。4回目(7)からは自主の講座として毎月1回~2回、20223月迄9回に渡って講師を招き行ってきました。操作は「習うより慣れよう」の精神で会員同士で教え合い、根気よく行ってきました。2022年度も毎月会員が講師になったり講師を外部から招いたりしています。18回目の現在では、90歳代の方もリモート講座に積極的に参加し、情報交換し楽しんでいます。

  高齢になっても広い世代と関わり交流を持っています

   『ついすみラジオ』YouTube限定公開で、繋がっています